AEDとは何か?
AED
とは…A utomated E xternal D efibrillator
★AEDとは、自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)の略称です。
日本でも患者が多く、さらに心臓突然死の原因のひとつである 心臓の心室細動が発生した場合に、
心臓に人為的に電気ショックを与えることによって、心臓の機能を回復させる治療器具です。
★心室細動とは、心臓が本来のリズムを失い、小刻みに震えている状態で、不規則な収縮を繰り返している為、
心臓のポンプ機能が失われ血液が 送り出されない状態となることです。
★心停止となった場合には脳は3~4分間で血流停止による損傷を受けてしまいます。
心室細動による心停止後の退院にいたる救命の可能性は
1分ごとに約7~10%低下し、5分後には約50%といわれています。
このように心停止に対する対処は、短時間での処置が
救命の重要な要素という認識が一般にも広まってきました。
1)心停止の予防
2)心停止の早期認識と通報
3)一次救命処置(CPRとAED)
4)二次救命処置と心拍再開後の集中治療
(救急隊や病院での処置)の4つが連続して行われることが必要です。
この4つのうち、どれか1つでも途切れてしまえば、救命効果は低下してしまいます。
特にバイスタンダーとなる市民は、この救命の連鎖のうち最も重要な最初の3つの鎖を担っているのです。